越前大仏

スイートテンで観光旅行にいったとき、地図で「越前大仏」なるものが目についてついでに寄ってみたのだけど、
ここは、不人気な観光地らしいけど、あえて今行くといいと思った。
かなりおすすめだ。
まず、この寺院というか、観光施設というか・・・
一人の大実業家の夢の跡というか。(詳しくはネットでいくらでも調べられる。)
なんせ、ばかでかい。ばかでかくて、手に負えなくなっている。
この手に負えなくなった夢の跡のような雰囲気は今しか味わえないとおもう。
ここのオリジナルな雰囲気だとおもう。

まず、大仏殿前の門前町は閑古鳥が鳴き、
千と千尋のアニメにでてくる湯屋の前にある人っ気のない飲食街の雰囲気を
“虚構でなく現実に実感として”味わえる。
かなりあやしい雰囲気があり、もう、ゴーストタウン状態だ。

大仏殿は、コンクリート造りで、柱や壁の塗装は、ペンキがはがれ落ちてたりする。
でも、すごくでかい。奈良の大仏を模してつくったそうだ。
そこがすごい。真似でもう一つコンクリートでつくってしまうところが
きっと人々に安っぽく嘘っぽく思われるとおもうのだけど、
それをも圧倒する建造物だ。

中の大仏もでかい。

ここにいくときっと
昔からある村の鎮守や京都の寺院などと比べてしまうだろう。
でも、それは、間違いだ。
昔の建造物の持つ長い長い歴史を刻んできた荘厳さなどを期待してはいけない。

観光地にしようにも、もてあます、この雰囲気。
一人の男の夢を感じるのだ。
一度いけばいいのだけど、それでも、忘れられない、この雰囲気。

なんだろうとおもうよ。