こまったときの手紙の書き方

GOGOMOON2006-03-09


もう10年ほど前、定型文や社用文の参考にと思って、いろんな文例が載っているのを買った。もっぱら、案内状の文例として仕事でつかっていた。最近では文例もネットでいろいろあり、コピペできるので、余りこの本を見なくなったが、久しぶりにみなおすと、笑ってしまった。
本のタイトルに違わず、こまったとき役立つピンポイントの文例がたくさんある。

例えば、こんなのが文例として載っていたりする。

「借用したカメラを破損した息子に代わっての詫び状(父親から息子の友人の親に)」
「独身女性をだました弟のための詫び状(兄から女性の親に)」
「子持ちの男性からの求愛の手紙(従兄より従妹へ)」
「別れた恋人に再び交際を求める手紙(男性から)」
「おしゃれな女子高生への忠告状(伯母から姪に)」

古い人が書いたのだと思う。今では、詫び状などかいてるより前に、まず電話した方がいいと思ったり、求愛を手紙でするというのも良く読むとデートに誘う手紙であって、用件はそれだけなので、電話した方が手っ取り早いと思ったりする。(でも、本の内容は電話にしても相手に伝えることのポイントを考えるのに役立つ。)

こういう本は皆そうなのかな?でも、なんだかんだ、昔はこうだったのかなあと、いろいろ想像するには、この手の本はなかなかおもしろい。

恋人への手紙例では芥川龍之介から塚本文(後の奥さん)への手紙も紹介されている。
これは、やはり、ひと味違っていた。読み応えがあった。
昔の"電話より手紙"の時代は、今の"電話よりメール"というのに似ている。
昔の人が手紙を利用した理由も、「相手の時間を強制的に拘束しないため」というのがあったようだ。今の人がメールを使う理由と似ている。昔は電話が普及しだしても手紙は普通に今のメールのように"連絡手段"だった。
だから、手紙もEメールと一緒で昔の人みたいに書き慣れていないと駄目だね。
電話が生まれたときからあって電話が便利!で育った自分らみたいに、手紙を書き慣れて無くて
手紙というと何か"特別"という感覚があると、こなれて上手くは書けない。七五三みたいな文章になる。

だから、メールで書いて、プリントアウトして、それを手書きにして、文章をある程度整えて送る方が、味が出るかも知れないし今の手紙の書き方(伝えられる手紙の書き方)としては、書く感覚としては、いい方法かもしれない。自分の言葉を使って書くというのに違和感がなく。

でも、保育園の毎日の連絡網に「絵文字」使ってる先生もいるが、それは、ちょっとなあ・・・と思った。

"じぶんのうんちさわっちゃいました(><)!すみませんm(_ _)m"

"今日はご機嫌でした(^^)/"

"・・・ということがあり・・・(@ @) "

みたいな。。。。俺ももう古い人間なのでしょう。(注)
いっそ、ギャル文字で対抗して、通信欄かいちゃおうかな。

保:"じぶんのうんちさわっちゃいました(><)!すみませんm(_ _)m"

俺:ぉヵゝмаレヽTょ<!(おかまいなく!)


(注)
絵文字は余り知らない人同士使うには、言葉遣いで誤解されにくくするのに便利と思っていた。
あくまで、余り知らない人という時に使う感じ。
毎日会ってる人とか、知ってる人に、いちいち不必要に絵文字で雰囲気まで説明せんでもいい!と思ったりする。
それだけ言葉だけで伝えるのに自信がないのだろうか?と思ったりもする。
きちんと責任を持ってこちらが話したり書いたりして、受け取る方も多少わからないところがあれば、会ったとき相手の性格とかさらによくみようとおもったりするので、最初は多少誤解があっても、後から理解されていけばいいというのが人間関係の普通だったので(それを知っていくのも楽しみみたいな。それで『あの人のこの言葉は、こういう感じのことを伝えようと言っている』と想像できるようになる。)、毎日会っているのに、いつまででも絵文字がついてくると、なんだか、かえって、話すことや会うことをさけてるというか、書くことが臆病というか、最初は絵文字もいいんだけど、もうあんたのことしってるからおもいきって言いきっちまえ!って思えたりしつつ腹が立つ。ってえところがおっさんぽいのかなあと自分でも思う。でも、やっぱり、その人がそう発した言葉を想像できなくて残念!と思ったりする。・・・なんか絵文字つかわせちまって、、、、信用されてないのか?。。。とかおもったりするから残念に思うんだろうなあ。(これ、あくまで、前述した保育園との連絡帳的なやりとりで感じたこと。友人同士掲示板などで絵文字をつけて、遊んでいるのは何とも思わない。なんでもかんでも絵文字が入り込んでくるのにちょっと違和感がある。)

絵文字を使うのは、「相手に誤解されないために」っていうのも、なんだか逆な気がする。誤解するのは、誤解した方の責任というか問題で、その辺の融通のなさまでフォローしないほうが、良いようにも思ったりする。

そう、俺がきっと、保母さんの絵文字を誤解しているのだ!

・・・まあいいや。この辺で。。。おやすみなさいまし。