違いのわかる男に向けて

源泉を見つける

 物事が上手く行っているかどうかには関係なく、いつも健全な状態や全体感を感じられたらどんなにいいでしょう。たいていの人は、人生が上手く行っているときには気分も良いものです。
しかし、物事がうまくいかないときにも、「いや、大丈夫」と"感じる"ことは可能なのではないでしょうか?もちろん、私達自身がそういう体験をしてきましたし、これまで、何百人というクライアントやワークショップの参加者も同じ事を体験しています。本書は、困難に直面したとき、また幸せなときにも、わたしたちを支えてくれるもの---自己感覚、健全感、全体感などを手に入れ、維持するにはどうすればいいか、また、個人を超えた大いなるものとつながりを手に入れるにはどうすればよいかを紹介するものです。こうした内面的な充実感と統一感、そして強靱で知恵ある内なる自己は、誰でも持つことができるものであり、かつ私達の内面に存在する源泉なのです。

 悲しさ、フラストレーション、怒り、いらいらといったことは誰にでもありますし、人間である以上不可欠です。しかしこうしたときでも、自分に対して、健全な感覚を持つことはできます。人生の嵐を切り抜ける知恵が自分にあることを知っていること、そして、困難という山の向こう側に、無傷でしかも以前よりも賢く強くなってたどり着くだろうと楽観することは可能なのです。

 人間なら誰でも打ち克ちたいと思っている弱点があるものです。中には、何をしてもなくならないようにみえるものもあるでしょう。ほとんどの人は、こうした嫌いな自分に背を向けています。いやな感情をわきに押しやっているのです。すなわち、ポジティブに考えようとして、ネガティブな思考を追いやるのです。しかしこうしたやり方では、自然で長続きする変化を起こすことはできません。わたしたちの内面にある源泉に到着するには自分の弱みを通るしかないのです。

『コア・トランスフォーメーション』コニリー・アンドレアス タマラ・アンドレアス著 春秋社 より 引用

以前、書きかけたが、例の病気の件で、「もう、大丈夫!どんとこい!」と思っていて、ちょっとした「再発?」みたいな予兆みたいなので、すっかり参ってしまってから、こうしたことにとても感心をもつようになった。というか、こういうことを考えてる人がちゃんといるってことにとても安心したりした。

大丈夫!と言い聞かせるのが、ポジティブシンキング、
にたいして、この本の目的は、大丈夫と"感じる"こと!なんだ〜!と、はっ!とした。(焼き茄子級か?)

うん!これで、違いのわかる男になれるね!