キョウトカンコー

キョウトに住んでいたはいたが、俺はまったくキョウト観光情報源としては役立たない。すんでたのは、もう、十何年も前のことで、それ以来数回学生の頃の友人に会いに行くぐらい。キョウトに遊びに行って地元の連れと食べに行くのは、「なつかしいだろう」と、大抵、学生のころに行った、王将とか天一とかになってしまう。住んでるときは部活部活で、カンコウなどしなかった。伏見に住んでいながら寺田屋にすらいったこともなかった。桃山御陵伏見稲荷は、基礎体力向上のためのランニングの場で、カンコウの場ではなかった。
でも、キョウトのカンコウは楽だと思う。学生が多いのでいいところ、うまい飯については、その近辺を小粋に颯爽と闊歩してる学生を見つければ教えてくれるだろうと思う。アメリカンのバイクノリの学生も多分良く知ってると思う。苦学生風でもバックパック背負ってる元気そうなヤツは以外と面白そうなところを知ってる可能性もある。まあ、自分と趣味の合いそうなヤツをつかまえればOKだろう。
生活していたころの街の見え方と観光でいく時の街の見え方は全然違う。「ああ、ここに住んでたんだよなあ」と懐かしくもあり、「もう、ここの住人じゃなくて居場所がないんだなあ」とア・リトルさみしくもあり、そんなことを感じながらも、住むという生活臭さやしがらみをもたず、完璧カンコウという感覚も持てずただ遊びにいくのも、それはそれでキョウトにも自分にも発見があり、なんだかたのしいものだとも思う。

そうだ、一つだけ!キョウトは四季を通じて、いくのが絶対いい。
特に真夏と真冬はおすすめ。