ドロー

中田選手のMFとしての働きは不満だった。クロアチア戦ミドルからのシュートをしたりしていたり積極的にみえたが、パスがいけなかった。試合後のコメントも気になった。「スピードのメリハリ、緩急を活かしたプレーがなかった。」「毎回同じ失敗を繰り返し・・・」というようなことを言っていたと思う。あれは味方への注文か、自分への反省か?(ああいうコメント毎回きになるのだが。)まあ、両方あるのだろうが、じゃあ、そうなる原因、毎回同じ事をくりかえす理由はどこにあるのか、今後どうすればいいのかってことだけど中田選手の中盤でのパスが鍵だと思った(中田選手だけではないけど)。MFがセーフティの状態から前線へのパスは大抵上手くいかなかった。そうしてパスされた日本選手は相手からマークを受けており思うように攻めに移れなかった。その流れのパスは大抵カットされていった(MFは引いて守るクロアチアを前に引き出しスペースをつくりだす工夫がなかった)。
流れがつくれたのは、すべて基本の、MFのスピードのあるドリブルからのパス、あるいは、クロアチア選手自身を中田選手が動きながら注意を引きつけて味方に多少のセーフティを確保してからのパスだった。そういうのをなぜもっと中田選手はやらなかったのだろうと思った。ミドルからのシュートはいいが、それを警戒させてから、あの位置からキラーパスっていうのがなかった。前にいる味方の選手にギリギリの勝負をさせすぎにおもえた。中田選手自身からもっとギリギリのプレーをして、もっとチャンスをつくってほしかった。

ブラジル戦では、守って少ないチャンスをものにしてとか考えないで、どんどんせめて欲しいね。上ねらってラグビーみたいにせめて欲しい。高いボールでルーズにしてなるべく相手の思うようなリズムに引き込まれないようにしてほしいね。