あんたにあげたいのよ〜!

昨日こんなことがあった。

朝、山まで迎えにいったとき、「あんた、いつも、ありがとう。あんた、柿すきか?」とおばあさんから立派な柿をたくさんいただいた。たくさんもらったので「みんなで分けて食べますね」「一人、柿が大好きなヤツがいるので喜びます」などといっていると、おばあさんがちょっとさみしそうな真顔になって「あんたに、あげたいのよ〜!」といわれた。おばさんの気持ちがうれしかった。
しかし、このとき自分は悟った。
もしも、こんなひとことを、若い女性から言われたら、きっと、「え?!これって!」とドキドキしながら、鼻の下を伸ばすのだ。そして、自分が若い頃、こんなちょっとした一言で、何度も勘違いしてきたんだと悟ったのだ。